『 二番目の悪者 』
作 : 林 木林
絵 : 庄野 ナホコ
出版社 : 小さな書房
児童書 絵本
小学生の我が子に読んでもらいたくて、購入した一冊です。
本の検索をしていたら、「おすすめの本」として紹介されていました。
子供向けなのか?
大人も考えさせられる内容でした。
「 フィクション 」である絵本なのか?
それとも、どこにでも起こりえる 「 ノンフィクション 」物語なのか。
『 嘘 』はどこにでも起こりえます。
今の時代、SNSやインターネットの普及により、誰でも情報発信ができて、誰でも様々な情報が見られる状況です。
便利さもあれば、それが確かな情報だと見抜くスキルが必要でもあります。
子供たちが通う学校でも同じです。
会社や、近所の付き合いの場、ママ友との交流の場でも、人間関係を築く場所には「嘘」は溢れています。
なぜか?
色々な考えがあるかもしれませんが、みんな自分を守りたい。優位に立ちたい。気持ちがあるからこそだと私は考えます。
それは人間として、誰もがもつ感情でもあるため、人ごとではありません。
果たして、嘘を発信した者だけが「 悪 」なのか?
誰にでもありえて、どこにでも起きてしまうからこそ、
考える機会を与えてくれる本だと思いました。